「おもいやり」の実現に向けて

全ては思いやりから始まり、思いやりに終わります。思いやりとは、相手の身になって考え、相手の立場をわきまえ、相手が心地よい関係を維持していくことにあります。相手がこうしたら喜ぶだろうな、嫌だろうな、そんな相手からの視点を絶えず持ち続けることが重要です。

二宮尊徳翁の有名な言葉があります。

「人生は風呂水と一緒よ。相手に相手にと温かいお湯を与えてあげれば自分に返ってくるし、自分に自分にとお湯をかき混ぜると逃げていってしまう。」まさに人生のエッセンスを物語っているような気がします。

相手にしてあげることが、いずれ自分に返ってくるわけです。良いことも、悪いことも。

さて、私たちは仕事を通じて集まっている以上は、仕事を通じた場面で思いやりを発揮する必要があります。

安全家族や仲間に対しての思いやりケガをしたら悲しむ人が多数いる
品質お客様に対しての思いやり良い仕事はお客様が喜んでくれる
環境将来の子孫に対しての思いやり大切な地球環境を未来に残すことは大きな責務

その思いやりを具体的にするために、当社ではISOに取り組んでまいりました。

9001(品質)から始まり、45001(安全衛生)も認証を受けました。これは決してISOマークが欲しかったわけではなく、おもいやりを具体的にして、従業員の皆さんに誇りを持ってほしいために取り組んだわけです。

認証を受けてからが、本当のスタートになります。これからは、みんなの力の結集が重要です。我々がワンチームとして、より良い会社、より強い会社になっていくために、一人一人が役割を認識して、更なる努力を期待します。

良い会社・強い会社として成長していくために、意識していきたい5点が次の通りです。

  1. 法令違反を起こさない
  2. 顧客満足にこだわる
  3. コストダウンを実現する
  4. ヒューマンエラー(注意不足によるエラー)を起こさない
  5. 一人一人が力量アップを実現し、本物のプロフェッショナルになる

上記5点を実現するために、ISOで形にしたルールをよく理解し、日常でこだわっていただけるようお願いしいます。そして一人一人が成長してくれることを願います。

令和2年11月21日(土)
(有)郡司工業      
代表取締役 郡司 一幸