ISO便り 第13号

感謝で見える絆の価値

常に感謝が基本

(社長)

私たちは、毎日の仕事環境を「当たり前」だと思っていないでしょうか。

 現場に行けば、必要な資機材が揃っている。
 工事の発注をいただける。
 熱中症対策のために会社が水分や休憩所を準備してくれる。

これらは決して「当たり前」ではありません。
その一つひとつの背景に、どれほどの努力や調整があるか、想像したことがありますか?

 百回の打合せを重ね
 五十件の見積りを調整し
 三十件の改善要望に応え
 十件の現場条件を検討し
 三件の安全基準を整備し

ようやく皆が安心して働ける環境が整います。

ここの過程で費やされる時間は、数ヶ月から、場合によっては一年以上に及びます。

お金以上の本当の価値

私たちが与えられているものは、単なる資機材やお金だけではありません。

 会社が先回りして整えた安全環境
 現場を支える工事発注のつながり
 健康を守るための備品や対策
 仲間が働きやすいように整えられた仕組み
 困ったときにすぐ動ける体制

これらは、お金では買えない価値です。

「一つ」の重み

例えば発注の一件、準備された資機材一つ。それを失えば、

 ○新たな調達にかかる時間的コスト
 ○信頼を維持するための労力
 ○安全を確保するまでの試行錯誤

会社や現場全体への影響やリスクははかり知れません。
 
一つ一つ丁寧に扱おう!

●現在や未来への投資

今、私たちの周りにある働く環境は、困難な営業過程を経て、長い時間をかけて築き上げた受注の積み重ねの中にある存在です。

これらがなくなった時、私たちは

 ○新たな受注を獲得するまでの時間的コスト
 ○信頼関係構築までの労力
 ○環境整備までの試行錯誤
 ○取引先の信用低下リスク

これらすべてを背負うことになります。

「当たり前」と思っているものの価値に、今一度目を向ける必要があります。
私たちの周りにある工事環境、資機材、安全対策は、かけがえのない財産です。これらの環境を大切にし、共に成長していける関係を築くことは、未来への投資なのです。

一つの資機材を雑に扱ってしまった瞬間に、1回安全を軽視した瞬間に、大事故につながり、信頼はぶち壊しになります。

●真の思いやりを

思いやりが大切なことは、何度も伝えてきました。
感謝の気持ちを行動に変え、皆が気持ちよく、誇りを持って働けるようにして欲しいと願います。
思いやりと感謝が全てを解決すると信じます。
一人ひとりが主役であり、社長の代わりである重要な戦力であることを、これからも訴え続けてまいります。
与えられた環境に誇りを持ち、主体的に取り組むことで、私たちの会社は、より成長し、発展していくことができると信じています。

●真のプロになる

リアルプロフェッショナルを目指します。本物のプロです。一人ひとりが強い人材となって、世を駆け巡って欲しいのです。
プロとして育ってもらい、真の幸福を掴んで欲しいのです。そのスタートは思いやりです。

【一】