ISO便り 第9号

真の思いやり実現

一人の百歩より百人の一歩

(社長)

新年をめでたく迎え、皆さんは今年こそはと意気を新たにしていることと思います。

おかげ様をもちまして、このコロナ禍やウクライナ危機、物価高の影響があって、当社の業績は落ち込みもなく順調に推移しております。これも偏に社員皆の頑張りと努力の結集と感謝申し上げます。

当社は「リアル・プロフェッショナル」を掲げ、一人ひとりが本当のプロになって、お客様サービスを展開することを目標としています。

ここで大切なことは、全員が一丸となって着実に進むことです。誰かだけを一人にしてはいけません。チームとなって、一人ひとりが主役にならなくてはいけません。全員が少しずつでも成長しないといけないのです。

まさに「一人の百歩より百人の一歩」なのです。皆が努力しないといけないのです。

常識を疑う

先般、サッカーアンダー20オールジャパンの前監督の話を伺う機会がありました。それによると、日本における暴力的な言動の接し方は、国際的にみれば異常だということでした。日本は江戸時代や明治時代の強烈な家父長制度や軍国国家の名残があるために、暴力的な接し方が残っているんでしょうが、国際的にみれば、ありえないということでした。

結局伝えて良くなってもらうことが目的なので、相手に伝わることが重要です。自分が言いたいことだけを言ってはいけないのだと感じました。とにかく相手に伝える・伝わることが重要なのであり、伝わるまで丁寧に親切に伝えること、分かってもらうことが大切なのだろうと思います。

我々が考えていた常識はひょっとして非常識なのかも知れません。疑うことをやめてはいけないと思いました。時代や場所を超える常識こそが本物です。

●パワハラ防止に人権尊重

令和4年4月にパワハラ防止法が始まり、4つの措置が企業に要求されています。以下振り返ります。

  1. パワハラの周知・啓発
  2. 予防体制の確立
  3. パワハラ相談があったら速やかに適切に対処する
  4. プライバシーへの配慮

パワハラの問題は、会社の業務生産性を下げてしまうことです。あれもパワハラ、これもパワハラと、パワハラという言葉に追われるのは本意ではありません。職場環境が悪化して、生産性を下げてしまい、お客さんに迷惑をかけることが問題なのです。お客様に迷惑をかけないためにもパワハラ防止が大切です。一人ひとりが人格を持って人生を抱えていますので、それを尊重してくれる会社であることを期待します。

前回もお伝えしておりますが、パワハラ対策は指導力のアップです。相手に適切な言葉を発して、きちんと理解してもらうことが肝要です。

●2023年は卯年

卯年は、「種子が計ることができるほどの大きさになり、春の間近でつぼみが花開く直前である」という意味だと言われています。「卯」はもともと「茂」という字が由来といわれ「春の訪れを感じる」という意味、また、「卯」という字の形が「門が開いている様子」を連想させることから「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われています。

当社も飛び出ることを祈りたいと思います。

●真の思いやりを

思いやりが大切なことは、ことあるごとに伝えました。思いやりを具体的な行動にして、皆には気持ちよく、誇りを持って仕事に励んで欲しいと願います。 目指すはリアルプロフェッショナルです。本物のプロです。そのスタートは思いやりです。

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